Sony APS-C レンズ考

Sony a6000 をサブ機として使っている。 メイン機は a7c。

APS-C はやはり小さいのがいいと思うので、なるべく小さなレンズを使う。 正直、少し大きく重くてもいいのであれば a7c の方が高感度の性能がずっといいし手振れ補正も付く。 手振れ補正付きの APS-C 機もあるが重さが a7c と誤差程度になってしまうので、望遠中心の1.5倍テレコン内蔵機みたいに使わないのであれば、あまり意味がないと思う。

基本的に単焦点好きなので、35mm換算で、26~30mmくらい、35mmくらい、40mmくらいが欲しいと思う。いろいろな紆余曲折を経たうえで使っているのは以下のレンズ。

E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS

単焦点好きといったのに、なんでこのきっとレンズが出るのかと思うかもしれないが、このレンズは16mmのワイド端を使う。 16mm は f2.8 の単焦点があるし、実際持ってるが、撮影してみて画質の面で単よりもこのレンズのワイド端の方が良いと思ったのでこれに落ち着いた。
パワーズームのまどろっこしさはあるが、ワイド端だけならば単に電動格納されているだけだと思えばいいので。他の焦点距離は使わないが、非常用として便利だというのもある。手振れ補正がついているのもいい。

7artisans 18mm F6.3 UFO lens

いわゆるレンズキャップレンズ。 パンフォーカス専用レンズで、大体 2.5m 以遠であればピントが合う。 世間の評価は散々だが、コントラスト、発色などなかなかだと思う。
金属製なので意外と重い。 II型はレンズ構成も変わり、ピント調整もできるようになったらしい、非常に気になっている。

TTartisan 25mm f2

最近入手した。 レンズの作り、デザイン、操作性ともに文句なし。 EXIF 情報があればいいが、安いし仕方ないか。 レンズ構成もダブルガウスで、38mm 相当のズミクロン風レンズとして非常にいい。 今後の主力になると思われる。
出荷時、無限遠がずれているのが気になったが、YouTube で調整の動画があり、簡単にできるようだ、合わせてみたいと思う。 (TTartisanの他のレンズはねじを緩めるだけでできるようですが、これは内部で接着剤で止まっているらしく難しそうです)

FE 35mm F2.8 ZA

フルサイズ用のレンズ。 a7c の常用レンズだが、標準として使う。 本当は E 35mm F1.8 OSS の方が良さそうだが未入手。 この 35mm 、やっぱり好きだ。 FE 40mm F2.5 も持ってるが、明らかな高性能レンズよりもこっちが好きなのは何故なんだろう。 コクみたいなのがこのレンズにはある。

使わなくなったレンズ

E 16mm F2.8
とにかく小さくて、かっこいいが、画質はイマイチ。
16-50のワイド端に負けたのが衝撃で、それ以降は使うのをやめた。

E 20mm F2.8
コンパクトで便利なので、常用しているが、画質はもう一つといったところ。
レンズキャップ代わりとしてはいいとおもう。 焦点距離 30mm 相当はかなり好きなのだが画質が。。。 マーク2出してほしいなと思う。 ワイコンは画質はすごくいいけど、重い。

シグマ 19mm F2.8
純正 20mm より、ほんの気持ち程度、画質がいいが、デザイン、コンパクトさを差し引くと、純正の方がいいやってなった。

E 24mm F1,8 ZA
画質は本当に好きなのだが、もう少し小さいといいなと思っている。 わがままだとは思うが、やっぱりパンケーキレンズが好き。

フォクトレンダー 15mm F4.5 (ライカM用 II型)
画質はいいもののやっぱり暗いし、軽いが少しゴツい。
周辺部の画質はフルサイズだと色ずれしたりするが、APS-Cだとあまり気にならない。
I型は小さいので、I型だったら使い続けていたかもしれない。

フォクトレンダーの 21mm F3.5
画質は最高だと思うが、開放が暗く、全くボケないので、遠景専用かなと思う。
夜景で少し絞ると、星状になるのが美しい。 やっぱりフルサイズで使いたいレンズ。

書いてみて、極端にコンパクトなレンズ好きだというのが、自分でも再認識されるが、もともとはライカM用のズミクロン35mm F2 (7枚玉)が衝撃で、なんで今まであんなに大きなレンズを使っていたんだ?というのがトラウマになっている。

レンズの作例探し

カメラのレンズ選びをするときは、やっぱり、そのレンズで撮影された写真を見て、気に入るかどうかが大事。
世の中には、MTF曲線を見て、周辺光量低下のグラフを見て。。。なんていう選び方をしている人もいるみたいだけど、意味が分からない。

カメラ雑誌とか、カメラレビューサイトとかの作例を見るのもいいんだけど、それ以外だと、flickr でレンズ名で検索するというのが一番、質・量的にも早い気がする。

検索のコツとしては、まずはレンズ名で検索して、その後、検索された写真の情報を見ていると、そのレンズのファン コミュニティ グループがあったりするので、今度は、そのグループを表示すると、ほとんどはそのレンズの作例(違うこともあるが)なので、楽。

レンズ探し中の人はお試しあれ。

久しぶりのカメラ趣味

先日、実家に置きっ放しだった古い機材を処分して、新しいデジカメを買った。
処分したのは、持っているだけでほとんど使うことのない、 Super Angulon 21/3.4(M) 、 DR Summicron 50/2 や、ヤシカコンタックスの Distagon 25/2.8, 同 35/2.8, Planar 50/1.4, Planar 85/1.4, エギザクタマウントの Angenieux 35/2.5 あたり。 他にニコン F4 とか D2X とか、そのあたり。

レンズ群は高価な買い取りを期待したが、コンディション悪く、ぼろくそな評価に。。。 なんとか食い下がって交渉して、予想額の9割程度に納めた感じ。

まあ、SA21 と DRズミは剥離があったし、ヤシコン・アンジェニューは曇ってたし、ニコンはガラクタだし。そんな感じ。

で、下取り購入したのが、ソニーの α7II レンズキットと、ライカMマウントレンズをAF化できるというマウントアダプターの TECHART LM-EA7 。

デジカメの購入は久しぶりだったので、AFと高感度の性能、画質に驚き。
これでも数年前に発表されたエントリー機なんだから恐れ入る。
(新型は高かったので。。。1000万画素でもいい人だし)

マウントアダプタは、本当にAFで動作するし、手ぶれ補正も効く。 本来のライカでは不可能な領域のマクロ撮影も出来るし、本当に凄い。 Summicron 35/2 一本つけて、スナップから、食事の記録、小物の撮影まで全部こなせてしまう。 もちろんマクロレンズがあった方がモアベターだが、ベースレンズがいいので近接も割といい。

また、カメラを持ち歩くライフスタイルが復活しそう。

TECHART LM-EA7 についての Impress Watch の記事

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/755017.html

a7II, Nokton Classic 40/1.4
a7II, Nokton Classic 40/1.4
a7II, Summicron 35/2 (7 elm.)
a7II, Summicron 35/2 (7 elm.)